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農作業基本オントロジー(Agricutlure Activity Ontology) |
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人が農作業を表現する用語は持っている知識・経験、およびその際の状況によって異なります。農業ITシステムにおいても同じ農作業のデータが異なる項目名を付けて管理されることが少なくなく、システム間のデータ連携を阻害する要因の一つとなっています。例えば「イネを刈ること」に1時間要したことを、システムAでは項目名「収穫」として、Bでは「稲刈り」として、Cでは「稲かり」として管理された場合、プログラムは各々別の作業に1時間要したと処理します。この際、「稲刈り」、「稲かり」がいずれも【稲を「収穫」する作業】と定義する基盤が参照できれば、いずれも「収穫」に1時間要したと処理できます。我々は、システム間のデータ連携や統合を推進するため、農作業を定義する基盤;農作業基本オントロジー(AAO)を構築しました。農作業基本オントロジーは、農作業を目的、行為、対象、場所、手段、道具(機材)、時期、作業条件、作物、時期などの属性と属性値で定義し、属性値から農作業概念の包含関係に注目して階層構造を構築しました。記述論理を用いた設計により概念同士の関係性を明確にしたために、概念の推論も可能です。
農作業基本オントロジーは農業ITシステム間のデータ連携のために開発された農作業名称の語彙体系です。
記述論理に基づいて設計された論理的な語彙体系であり、有識者の検証によって農作業における標準語彙として適合しております。 |
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ver |
公開日 |
語彙数 |
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農作業基本オントロジー(Agriculture Activity Ontology) |
4.05 |
2021-08-02 |
568語 |
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